VSD90SS+QHY600MでのLRGB撮影(NGC7000&M31)

VSD90SS

 昨日(2024/6/13)は梅雨の合間で夜間も晴れ、富士ヶ嶺でのVSD90SS+QHY600Mでお初のLRGB撮影を行いました。半月が出ている状況ですが、東側を狙いNGC7000(北メリカ星雲)を対象に撮影をする事しました。最初はAS2400MC Proとの比較でM20を対象としたかったのですが、薄雲があり変更しました。その後、高度は低かったのですが、M31(アンドロメタ銀河)を少なめですが撮影しました。今回通常のLRGB撮影とHαの撮影をしたのですが、Hαのフラットフレーム撮影で上手くゆかない状況となったため、ナローバンドのフラットフレーム作成は個別に試行する必要がありそうでした。とてもおかしなフラット画像しか得られていない状況でした。

1) NGC7000(北アメリカ星雲)
 撮影情報
・VSD90SS、QHY600M、-5℃、ゲイン26,オフセット15(Bin1、L画像)、
 オフセット5(Bin2、RGB画像)
・LRGB: ANTLIAフィルター、L:20秒x100枚、RGB:30秒x30枚
・EM-200+AlthibaX(4からXにファームウェア更新)、ガイドはFMA180+QHY5III678M
・PixInsight処理、WBPP、ABE、RGBCom、SPCC、HistgramTransfformation、LRGBCom
 また不案内の為、細かい処理が出来ていません。

90度回転は画像処理後
Hαでの撮影。フラット未補正です

2)M31(アンドロメダ銀河)
 撮影時は高度が低かったのですが、撮影してみました。L合成画像が余り良くない感じで、LRGBで見えています。L画像は未だ高度が低い時の撮影なので、その関係かも知れません。
 撮影情報
・VSD90SS、QHY600M、-5℃、ゲイン26,オフセット15(Bin1、L画像)、
 オフセット5(Bin2、RGB画像)
・LRGB: ANTLIAフィルター、L:20秒x30枚、RGB:30秒x20枚
・EM-200+AlthibaX、ガイドはFMA180+QHY5III678M
・PixInsight処理、WBPP、ABE、RGBCom、SPCC、HistgramTransfformation、LRGBCom
 また不案内の為、細かい処理が出来ていません。

LRGB画像
RGBだけの画像

カメラ接続では未だスケアリングの調整が出来ていませんので画像に偏りが出ています。ただアダプターがプラスチックのため、NGC7000の時とM31とではズレが違いM31は改善されているような感じです。

NGC700のL画像から。この画像の左側が、写真画像の上になります。
M31撮影時のスプリング状況。L画像より

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