FL500ｍｍ辺りの天体望遠鏡入替え顛末記(中)

　UltraCat 108のRMSが変わった後の話の継続です。
ここでは、更なる次機種購入決定までのお話を書きたいと思います。

販社に質問を出しましたが、平行してWillianOptics社にも同じような質問を出しました。
回答としては現在掲載のSpotダイアグラムが最新でRMS値も当該値であるとのこと。
ただ販社では違いの説明を求めていたようですが、まあ私としては何らかの関係で設計変更となっているのだろうと推測しました。
—以下は私の勝手な想像でが、
　使ったことは無いですが、Spotダイアグラムは素材（屈折率等）や曲率、レンズ配置等のパラメータを入れてシミュレーション計算しただけのものだろうと推測すると、結果の値変更は何かしらの入力情報を変えた結果だろうと思います。結果が変わるイコール入力条件を変えた、設計を変えたと判断しています。22ｍｍの位置で40％の違いですから、結構変更しているのかもと推測しています。まあ一寸の変更に敏感なのかも知れませんが。
発表してからこんなに変えるのとは、機種を間違えたなんて言うレベルでは無いですね。本来なら発売中止レベルでは無いだろうかと思いますが、この業界は違うのかもしれませんね。やれやれ
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　現時点（2024/12/28)、UltraCat108 の導入はほぼ無しの方向です。SQA106の米ドル価格はUltraCat106より若干お安いですから、アリエク（StarTrip社辺り）かアマゾンでの開始次第ですね。SQA55も両社で購入していますが、この程度の価格であれば出来ればアマゾンで扱ってほしいですね。ただ実例はあるので、出るかどうかだけです。

しかし、イメージサークルを中判サイズを想定して開発と云うのはどういうことなのだろうか？
ただでさえ、現時点のCMOSカメラで一番人気と思われるのはAPS-Cサイズでステップアップでフルサイズかと思うのですが。中判サイズのCMOSカメラも有りますが（ASI461MM:2M\以上ですね。QHYCCD社では4M\以上）、フィルターの一般販売無いので利用者が激減レベルかと思うのですが。プロレベル向けなら、寧ろカスタムオーダーで出来ますとすれば良いのにと思います。
中判サイズ相当を目標にしてフルサイズ域はフラットで収差ほぼ無し周辺減光無しで、接眼部は堅牢且つ移動無しで合焦機能は新しい機構（β‐SGRやESATTOみたいな）の方が良いのですがね。もう目で見ることは無しで。SQA106は此れに近いですが、合焦は従来のラックアンドピニオンですね。
β‐SGRが販売終了なので、現在ESATTOに関心があります。価格的にはβ‐SGR販売時と同等品（ESATTO 3.5” LP)があるので少し気にしています。一度長尺ダブテールバーをPrimaLuceLabで直接購入しているので、購入に特段心配は無いですね。
SQA106では精度が高そうなので、このZWOのEAFよりこの程度の方が良いのかも知れませんね。ドロチューブロックはあるのかな？まあ、ある程度フォーカスしたらピニオン部ネジを固く締めてしまえばと大胆なやり方もあるかな。
ドロチューブ固定、実は以前スターベース東京店様にTOA-130NSのドロチューブ未固定でEAFを取付けそのままだと、ドロチューブが横に動く事もあるのでのである程度固定した方が良いと伺っている事からです。その時に本当はドロチューブをシッカリ固定し後はβ‐SGRのような合焦が良いのですがと頂いたからですね。全く持ってβ‐SGRを手放したのは失敗です。

さて結局次機種はSQA106にすることにします。以下の表です

UltraCat108であると、VSD90SSを単に少し大きくした程度で性能の向上に繋がっていません。更新する意味が無いと思います。WIFDは十分な訴求ポイントではあったのですが、仕方なしです。SQA106では性能自体の向上が十分見て取れるのでやはり性能も重視して更新するならSQA106しかないとなりました。
後はアリエクやアマゾンでの実売価格（想定は55万程度辺りです）がどうなるかと思います。