昨日(2023/2/20)撮影した天体画像を処理しようとしてステライメージ9を使っているが、落ちてしまう現象がでて進まない。画像のコンポジット処理で、複数ファイル指定して「開く」にて処理続行させても数秒でステライメージ9のプログラムが落ちてしまう。一枚づつ指定して繰り返せば出来るが、数十枚ある状況では出来たものでない。複数ファイル指定でのファイル情報取得+何かしら処理(サムネール作成とか)あたり。
Windowsイベントログのアプリケーションログで落ちた際の情報が出ているので、異常終了の状態。
以前は特段問題なく処理できていたので、よくある最近のWindowsUpdateで以前とインタフェース的に不一致が発生し現象が発生しているのかも知れない。因みに、所有している複数のPCで発生(出ないときもある)している。
アストロアートサポートに報告(アプリケーションログ情報も)しているが、どうなることか?
現時点PC3台(自作PC2台、ThinkPad1台。どれもWindows10 Pro 64bit、メモリは16GB~32GB )でやってみているが、ダーク、フラット処理が終わった最終的なコンポジット処理で20ファイル指定で、どれも落ちる現象。
此方のPCの問題かも知れないが、収容フォルダをウィルスソフトの監視対象外フォルダとしても駄目、PCをハイパフォーマンスにしても駄目。複数ファイルはPC内SSD収容でもネットワーク共有フォルダでも駄目。
やれやれ・・・
海外製のソフト(PixInsightか)に乗り換えた方が良いのかも知れない(付加機能が良いみたいだから)。
2023/2/22 追記
現時点現象は解決していないが、WindowsのVCランタイムライブラリと思われるdll(ucrtbase.dll)でエラーでクラッシュしている。検索するとこのプログラムだけでなく結構クラッシュ現象があるよう。VCランタイム(2015)をアンインストール&再インストールしたり、ステライメージ9の再インストールをしても現象が解決しない。おそらくAstroArts問合せ(未だ回答無し)も期待出来ないかも知れない。PixInsightのお試し版に掛かることとした。AstroArtsの3プログラムを購入していたが、結局全3プログラムともお蔵入りに近い感じ。
ステラナビゲータ:以前から Carte du Ciel を使っているのとN.I.N.A.連携があるので此方を継続。
詳細星表(USNO-A2.0星表)があるので、必要時(銀河中心域)に使う程度か。
ステラショット:N.I.N.A. を常用としたので、殆ど稼働なし。
ステライメージ:今回の件で利用しなくなるかも。PixInsightへ移行するかも知れない。
完全日本語以外メリットが分からない。海外版でも今はGoogleやDeepLがあるので、不自由面は少なくなっていると思われる。
2023/2/26 追記+雑記
Windows11をインストールしているPC(画像処理専用で自作構築)でWindows11をクリーン再インストール(但し、最新Update+圧縮解凍(Lhaplus,7-Zip)、HashTab、秀丸はインストール)して、全く新規の状態でステライメージ9+9.0kアップデートを入れて再確認。やはり同様で落ちる。多分最新Windowsとの整合性の問題なのだろう。他ユーザーは発生していないのであろうか?
多分結構な人がWindowsUpdateは自動でやっているかも知れないから、多発可能性大なんだが?
因みに、PixInsightは結局購入した、€250。
このソフト、基本OSはKubuntu20.04LTSベースらしいので、上記の画像処理専用PCにKubuntu20.04を入れてみたが、OS更新対応が23年中迄なので(これでLTS(Long Trem Support)らしい?)使うの止めた。Kubuntu22.04LTSではPixInsight不具合とか出るみたいで、これも使えない。Ubuntuならいいのに(UbuntuのLTS版は息が長い)。それでWindows11クリーン再インストールを実施していた。
くだらない話ですが、会社時代ヨーロッパ(国は忘れたが、ドイツかハンガリー)の方と会議をした時、ThinkPadを使っていたのですがOSはUbuntuでした。Windowsではないので印象的でした。
大体ヨーロッパの方は、Ubuntu+KDEにこだわりがある感じがします。PixInsightもGnomeは駄目らしい。
2023/2/26 追記2
厄介な事に、落ちる現象が出ないケースがある。
現在落ちているファイルは、ASI2400MC Proで撮影している1秒ダークフレーム10枚。フラット撮影時のフラットダークのフレーム。N.I.N.A.で撮影しているフレームで2枚以上指定で落ちる。
別カメラQHY183MのBIASフレーム(単に露出が0.000001秒のダークフレーム)の場合は落ちない?
複数ファイル情報取得後の何かが関係しているのか?
2023/3/3 追記
AstroArtsから原因回答が来ました。結構単純ですが、ファイルフルパス長が129文字を越えている時に発生する現象との事。修正対応との事で、WindowsOSだとファイル名長(フルパスでなく)最大値255文字だからそれにパス制限を入れたような修正だろうな。
当面、N.I.N.A.のファイル名情報かパス情報を変更して制限内にしないといけない。
2023/3/18 追記
AstroArts社から「9.0lアップデータ」版が3/16リリース されました。
これを入れて不具合が直っているのを確認致しました。ファイルパス長の制限が明示されていないので最大長は不明ですが、発生した際は短くすることで対応したいと思います。
2023/5/30 追記
本件の現象は「9.0lアップデータ」で解決済みですが、自動処理モードで「+」ボタン押下でファイル群を選択しても今回のようなフルパスが長いファイル群を指定すると同様に発生致します。このような場合は、ファイルエクスプローラーで指定フォルダの複数ファイルをマウスで選択し「+」以下のサブウィンドウにドラッグすると大丈夫です。現状のステライメージ9 「9.0m」では未対応ですがUpdateで修正されると思います。
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