SQA55 フルサイズHα撮影

 FMA180 Proでのフルサイズ撮影をやめたので、SQA55に切り替えてモノCMOSカメラ(ToupTek SkyEye62AM)での撮影を行うことにしました。しかし、またまたトラブル発生。

 赤道儀に搭載してあるFMA180 Proに取り付けていたFWとカメラが、望遠鏡から外れて床に落ちてしまってました。大ショックです。。。
なんと取り付けリング(テーパーリング)を逆に取り付けていた(アホや)為、徐々にずれて外れた感じでした。FWのUSBコネクター部が当たったようで、コネクタが破損。ケーブルは端子曲がり。FWが使えなくなってしましました。カメラ側はコネクタ側には大きな衝撃が無かったのか、USB、電源端子とも無事な様。実際は分からないですが撮影は出来たので良しとしました。FWの方は協栄さんに打診ですね。年末年始、全くトラブル続きです。

 こんな感じになってしまったので、フィルタードロワーを用いた1枚フィルターでの撮影になるのでHαを取り付けて当面撮影の方向です。

SQA55での久々の撮影。様子見とドーム内寒いので合計1時間露出だけの撮影で切り上げました。

20枚x180秒の撮影、いつもの馬頭星雲域です。
SkyeEye62AMのモードは”Low Conversion Gain”、Gain300、Offset210です。

ABE1次, ABE2次, DBEのみ実施
ABE1次, ABE2次, DBE, BXT実施

画像的には特段BXT処理は無くても良い様な感じです。四隅は気にしていたのですが、SQA55のRMS性能が良いからと思います。BXTを掛けると星像は更に小さくなってます。
これだとSQA106も結構なものと思います。

また、今回QHY600Mと同一のSony IMX455モノセンサーを使用しているので、Hαでのフラット画像のムラが気になっていました。Hαフィルターは、QHY600MのHαはクロマ3nm、SkyEy262AAMで使用のHαがIDAS STD(6.5nm)です。SkyEye62AMでのHαでのフラット画像にはムラは殆ど見られないでした。フィルターの帯域幅が倍程度なのでとも思えますが、元々QHY600MではRフィルターでも若干ムラの感じがありましたので、SkyEye62AMのセンサーは当たりであったかも知れません。有難いですね。以下Hαでのフラット画像です。

IDAS Hα STD フラット画像

2025/1/3 追記
 よく見ると水平パディングが出ているようです。以前見たQHYCCD社の情報ではUSBトラヒックを調整すると良いようですが、ToupTekではどうするのか調べないといけないようです。フラットのダークフレームにて目立つ感じです。
追記2
 5秒のダークフレームをGain100,Offset90、Gain300,Offset210 にてUSB制限0-9にて作成しストレッチ画像を見てみました。

Gain100,Offset90で縞が目立つレベルまで拡大した様子。
Gain100,Offset90での標準状態
Gain300,Offset210で縞が目立つレベルまで拡大した様子。
Gain300,Offset210での標準状態

結局Gainに関係なくUSB0-9での画像では何かしらの水平パディングが見られるようです。ただ、どちらもUSB0では弱い感じがします。当面USB制限は0で撮影してみて、何か不具合みたいな感じが出た場合は別途考えたいと思います。

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