RASA8+FCCTでのフラットフレーム その2

 昨日(2024/1/13)でのフラットフレーム撮影でのおかしな点、恐らくFCCTのホルダーからの光の侵入と考えて対策を検討しました。

 フラットフレーム撮影では自作のフラットフレームジェネレーターを(第一作)を使用していたのですが、いつも通り輝度自動調整で実施していました。使用しているフィルターがナローバンドのHαなので通常フィルターよりも輝度が明るくなります。見た感じ結構明るい状況でした。
1)輝度自動の明るい光なので、ホルダー隙間から入り込むようになり結果フラット撮影に影響を与えたのかも知れない。

 上記の考察を踏まえ以下の方法で再度トライする事としました。
A)フィルターホルダー部分を塞いでHαフラット撮影を行う。
B)そもそも、通常フィルターでどうなるか?FCCTホルダーに入る通常フィルターを所有して
 いないので、Lの代わりとしてフィルター無しのホルダーを入れてフラット画像がどうなるのか?
 Hαのように円形でなくなるのか?
上記にて再度撮影実施しました。

結果: 
 再撮影での結果としては、ホルダーからの光入りとは言えず、Hαフィルター自体で発生していると思われる現象ではないかと思われます。
再撮影での状況
A)ホルダー交換部を塞いで撮影

塞いだ状態でHαのフラットフレームは、

Hαのフラットフレーム10枚のコンポジット

ホルダー口を塞いでも同じようなフラット画像であることから、光漏れ入りは考えられないと判断しました。

次にB)項の通常フラット画像はどうなるのかですが、Lフィルターの代わりにフィルターを入れていないホルダーを入れて(ホルダー口は塞いでいません)撮影したフラット画像が下記です。

フィルター無しでのフラット画像10枚コンポジット

フィルター無しのフラットフレーム画像からHαだけがおかしな画像になっている感じです。

最終的に、Hαフィルターに関係していると判断しました。このフラット画像を使用して補正した画像が下記です。

フラットフレーム補正をしたIC443

フラット補正は均一画像の中の濃淡補正に近いから、フラット画像がいつもと違っているからと言っても結局はありのままを補正することで、適用する方が良いのかと思いました。フィルター自体に濃淡(ムラか?)があるのでしょうかね?

2024/2/2 IC443画像の元画像リンク漏れ修正

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