RASA8用の自動開閉蓋(WandererCover)

RASA8

 RASA8は結局WandererAstroのフラットパネル付き開閉カバーを導入する事にしました。
DIYも並行して検討進めていましたが、まだ時間が掛かる点と蓋の径が大きい(240mm近く)ので、3Dプリンターで一体作成が出来ない為別途ふたの代用品の購入(安価ですが)になることもあります。あとは、DIYばかりでリモート撮影が進まないような気もした事もあります。3月以降は時期的にもドーム内結露が凍結しなくなる気候になるのでリモート撮影もカバーを考慮する事無く大丈夫と考えております。
WandererCoverはASCOM準拠フラットパネルも付いているので、撮影後にフラット撮影もできる点がやや嬉しい点です(元々リモート撮影準備として、予めフラット撮影するので都度を考慮していないので)。RASA8だとフィルター&CMOSカメラが固定なので毎回のフラット撮影は不要とみております。
WandererAstro社の製品は回転装置(WandererRotator Mini 現在はV2になっています)とこのカバーになりますが、回転装置はシッカリ製作出来ているので不満は無いのですがドライバーが若干アレ?な感じでした。N.I.N.A.フレーミングにて自動回転が止まらずダメでした、相性かもしれませんが。手動ではOKでした。最新のドライバー等はバックフォーカスがうまく調整出来ていないので使用しておらず現状は不明です。

 購入したのは240mmの大きなCoverで、取付け時の固定には大きめの結束バンド2本で固定するのですが、シッカリと固定が出来ない感じです。Coverがやや重量があるので仕方がないのかもしれません。自作用で購入していたステンレスの固定バンドがあるので変更しよう(変わらないかも知れませんが)と思います。
カバーの開閉だけですが試行した感じでは、中々いい感じです。開閉時角度を指定でき、開閉角度を決めるとき(自動検出あり)はゆっくると動作し、通常開閉は速やかな動作となっています。カバーと言ってもツバ無しのフラットなので完全にフードは塞がりません。取付位置の関係もあります。カバー内側にはフラットジェネレーターもありますが、これだと隙間が空くのでフラットダーク撮影には光が入らないように工夫が要ります。
以下、開閉動作の状況です。

オープン動作
クローズ動作

2024/3/24 追記
 この自動開閉蓋に付いているフラットジェネレーターを使用してみました。今までの自作フラットジェネレーターは輝度可変で露出固定での撮影でしたが、このフラットはASCOM経由では自動可変にならないようで、予め輝度を設定して露出可変にて行うようです。N.I.N.A.でのフラットウィザードでは「動的な露光」にて行う形です。フラットダークの撮影が蓋の隙間で気になりますが、ドーム内照明を消して対応しているので、一応ダークで支障が無いかといった感じでした。RASA8ではこれでフラット補正画像もとる方向としました。尚固定バンドはステンレス製バンドにしてシッカリと固定できました。

本自動開閉蓋フラットジェネレータでのフラット画像
本自動開閉蓋フラットジェネレータでのフラットダーク画像

結構簡単に開閉やフラット画像が取得できるので、VSD90SS用もこれにする可能性も考える事にしました。今は3Dプリンタで開閉蓋+制御部を制作しているのですが、フラットジェネレータが入っていないので入れる事も考えていますが時間も掛かりますので。

2024/3/26 追記
 N.I.N.A.のバージョン更新(3.0版)通知があるので、今回更新しました。横浜からのリモートですがフラットの再取得を行いました。前回(Ver.2系)では動的輝度が出来ないように思いましたが、今回は動的輝度にてフラット撮影が出来ました。前回のは勘違いなのかも知れません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました