QHY600Mを導入予定

 VSD90SSをASI2400MC Proで撮影していて、結構よい感じがしてその勢いでモノのフルサイズを導入したくなり、エイ!とQHY600Mを入れる事にしました(呆れます)。購入できる余裕も無いのに、正に機材収集家ですね。因みに年末にASI6200M Proでもと検討していたのですが、QHYCCD社のスプリングセールで此方に傾きました。なんかQHY600Mの方がCMOSチップは産業用とか、それが何とかですが。

まだ入手前から、Gain/Offsetが気になり調査ですが、QHY294MにてQHYCCD社のASCOMドライバーの事前設定値は若干疑問が出てきたので、QHYCCD社HPでのQHY600M情報とか、いちから調査です。
QHY600Mの製品情報HPで水平パディングの説明があり、今回ゲイン・オフセットの他USB指定も気になり調べてみました。

1)水平パディング
 どうも水平方向に見れれる縞模様のノイズとのこと。確かSVBONY社の冷却CMOSカメラで顕著に見られたようなモノのよう。これは、USBトラヒック値を調整すると無くなるようです。
しかし、どの程度にしたら良いかはどこにも無いのですね(自分で調べてかも)。CloudyNightsでも似た点を指摘している方がおり、色々な感じがします。
この中で”0”に設定していると言うケースがあり、これは何か?と気になりました。
そもそもこのUSBパラメーター(N.I.N.A.だとUSB限界)は何でしょうか?USB接続カメラだと使用するUSBの帯域幅を指定することがありましたが、それなのでしょうか。しかし、QHYドライバーでの値の範囲もそうですが説明が見当たりません(見逃しが有るのかも)。そもそも、”0”はなんだろう。”1”も同じ。実際こんな値では使いものにならないような気がします。ただ、”0”は幾つかのソフトウェアにあるように、「制限なし」なのかも知れません。
上記、CloudyNightsの議論を見ると”0” に設定している方もおり、何となく「制限なし」に思えます。
実際のQHY600Mで試験的にBiasやDarkを撮って、USB”0”と以外で様子を見てみたいと思います。

2)読み出しモード
 此方はQHY268Mでも有った指定ですが、それ程意識していませんでした。
QHY600Mでは意識しておいた方が良さそうなので、理解して指定する方向としたいです。
内容はQHY600M製品情報のここにありますが、今回の利用ではVSD90SSでの撮影に限定しますので、Photographic DSO Mode(Mode #0)とHigh Gain Mode(Mode #1)と見ています。Hαだけの撮影やSHO撮影ではMode #1を考えています。LRGB辺りはMode #0と考えています。後に違いが分かり変るかもしれません。尚、Unity GainがMode #0, #1で異なるので、実際撮影する際のGain/Offsetも別々と見ています。
対象輝度の範囲が大きい場合は、Extended FullWell Mode(Mode #2)もあるかと思いますが、利用のVSD90SSと対象では使わないと考えています。

3)ゲイン
 こちらは以前の展開からでは、ASCOMドライバーを参照してDefaultのゲインとオフセットの対応で進める感じでしたが、QHY294Mにてこれでは駄目かもと若干変えようかと思います。ただ、実際にQHY600Mを接続して見て良さそうなら(Mode毎に異なっているなど)、ASCOMドライバーでのDefaultを使用するかも知れません。

4)オフセット
 ASCOMドライバーの内容を見て対応するか、BiasやDarkでの測定からか実際の撮影でのヒストグラム等から考えたいと思います。特にHαやSHOの場合はPixInsightのバッチ処理をして見て(プレートソルブ状況で検出異常とか)個別設定もあるかもしれません。

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