QHY5III678M 250ms露出での撮影状況(シンチレーション)

 QHY5III678Mはピクセルサイズ2μmx2μmのモノCMOSです。これを使用して短時間(250ms)での星像の動きを見てみました。
これを行ったのは、シーイング(シンチレーション)による星像の安定度を見てみたいと言う観点で行いました。

望遠鏡はRedCat71 WIFD 焦点距離は350mm、中心部のRMSは直径6μm。撮影は中心部の星ですが、アプリはSharpCapで画面をスマホで撮影しただけです。
小さい四角がピクセル対応の露光です。250msの露出なので赤道機の揺らぎは少ないと思いますが、動画では数ピクセル以上の移動(実質)が発生しています。シーイング(シンチレーション)での影響ではと思います。
こんな感じで、自分の環境(場所、機器等)では望遠鏡の性能が良くてもそれを発揮できるような環境に無いと分かります。やはりそこそこの性能で十分で、周辺まで均一的な性能が良いものだと思う所です。

 尚、2秒露出での画像は下記になります。

2秒露出であると赤道儀の振れがメインと思いますが、この状況です。星像としてはシーイング(シンチレーション)の影響は合算されて少なくなり架台(赤道儀追尾)の揺れがメインになるのではと見えます(見た感じだけです)。現状PHD2での露出は2秒や2.5秒としているのでこの状況での補正が入るのかと思います。

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