QHY183M CMOSカメラ接続

 NIR域での感度が比較的ある冷却CMOSモノカメラとして QHY183M を年始に購入していました。
単に赤外フィルターを付ければ近赤外域だけの撮影が出来るのですが、折角なのでRGBフィルターも用意して通常のカラー撮影やナローバンドも行なえるような構成にするよう検討しております。
フィルターホイールとOAGを挟み更にシムリングを入れて光路長の整合が取れるよう検討しております。
構想では、
・フィルタホイールは、ZWOの「電動フィルターホイール EFW-7x36II」
・OAGは、同様にZWOの「OAG-L Off-Axis Guider-L」
・望遠鏡との接続部にはK-ASTECの「ASI 6200MM用テーパーリング接続キット」
・QHY183Mのフィルターホイール接続はQHYCCDの薄型リングQHY020063に変更
で考慮しました。

図1 カメラとフィルターホイールを直付け

しかし、ここで厄介な事が判明、QHY020063 とフィルターホイールとはネジ固定となるのでが、ネジ穴間隔は問題無いのですが、ネジ径が異なっておりました。「QHY020063はM3」、「ZWOィルターホイールはM2.5」の為固定不可と判明。
NIR撮影とLRGB撮影を同じように運用するのは出来ないと判明。残念。。。

結局、QHY183MでのNIR撮影は、QHY5III678MでのOAG撮影のパターンを踏襲する方向で検討。QHY183Mでのフィルターホイールを使った撮影は、通常撮影に限定し初期状態のM42アダプター経由で検討。当面はBF56.2mmの制限が無い構成で利用予定。

図2 カメラとフィルターホイールをアダプター経由で接続

フィルターはANTLIAの36mm LRGBフィルターをホイール内にいれてあります。
ホイール内は7枚のフィルターが入りますが、LRGBで4枚、別途ナローバンドフィルター3種(Hα、OIII、SII)。FWとの脱着は簡単になるので当面はこれで構成させる事としました。
OAG用のCMOSカメラは、ASI220M Miniを利用予定。

当初の図1方式が出来ないか(M2.5ネジとM3jネジ穴)部材を少し調べてみました。
調べたところ、M3-M2のインサートナットと言うのがあり、これとM2.5ネジでなくM2皿ネジを使うような仕組みにすれば、直接接続固定が出来るかもしれないと判断しました。
最初は図2方式で進めますが、ある程度NIR冷却撮影の目途が立ったところで図1のネジ固定をやってみようと思います。但し、事前に可能かどうかは確認する積りです。

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