私が行ったモノCMOSカメラでのMGCの関連にて質問が有りましたので、実際に行った処理についてもう少し詳しく投稿する事に致します。
基本は当初の投稿と同じではありますが、ポイントを明記して少し詳しく記述します。ただ英文の情報をキチンと読んで実施していたのではなく、英文も調べながら自分で操作してこうだろうと認識して操作していますので、良く理解し熟知している方から見ると間違っているのかも知れません。従って自分はこのように操作して結果が出ていますと判断して頂きたく。
1.MGC情報は未だ(MARS-DR1-1.0.3)エリア限定やLRGB系情報主体のようです。
現時点(MARS-DR1-1.0.3)、全天に亘って定義されているのでは無く、情報が無いエリアが多々ある感じです。更にLRGBでは有ってもナローバンドではない場合があります(バラ星雲はLRGBでは有りますがナローバンドでは情報が無いようです)。情報が無い場合はエラーとなるのですが、以下に様なエラーが出力されます。
*** Error: No reference data found for filter ‘R’
これが出力されている場合、未だデータが無いエリアで使用している可能性が大です。ただ、モノ撮影ではGray Filter側で指定しなといけない所がRGB側で指定したなどの場合も少し違って(’R’が別になったり)出力されたりします。
以前は間違えて結構このエラー連続でした。ただ多くが当該エリアでのデータ無し(No refference data)でした。この種のエラーが出力された場合は、データが無いエリアでの利用やFilterの指定(SPFCとMGC)誤りと思います。以下処理での画像です。画像クリックにて拡大されます。



このエラーが出力されている場合は、操作ミスもありますが概ねMGCのデータが無いと判断しています。
2025/4/3 追記2
本来は使用Filterのfilter ‘L’などで表示するのが妥当とは思いますが、恐らくエラー処理の実装にて細かく見ていないのだろうと推測しています。厳しく言えば不良でしょうね。ただ開発側実装方式の考え方もあるかも知れないので、開発側からみて仕様通りなのかも知れません。ユーザー見地では困りものですが。又は、ベースLinux(個人的な推測)でのライブラリとWindows用ライブラリ等開発環境での相違かも知れません。
— 追記2終わり —
2.私はどのように考え操作しているのか
ミスもやっていますが、概ね以下のように理解して実施しています。
1)Gray FilterはモノCMOSカメラで撮影した合成前の各Filterで撮影された画像に適用。
撮影したFilterによってSPFCとMGCにて Gray FilterでFilter種別(L,RやHα等)を指定する。
少し厄介なのは、SPFCのGray FilterでのL-Filter(実質UV-IR Cut)です。自分はANTLIAのL Filterを使用しているのですが、これが無いですね。仕方が無いので、”Astronomik UV-IR BLock L-2”を指定しています。所持もしている事もありますが。
モノCMOSカメラでRやGで撮影した画像もSPFCではGray Filterを使用する事です。要はモノCMOSカメラで撮影した画像(合成していない画像です)はSPFCではGray Filterで指定です。その際、R画像では使用R-Filterを指定する等です。G,Bも同様です。
尚、ナローバンド撮影の画像では、SPFCの”Narrowband filter mode”のチェックを入れてからGary Filter部の欄に、Wavelength、Bandwidthを指定します。
また、私の場合はQE curveは画像では一部修正が入っていませんが、使用センサー(IMX455)を指定しています。


2)R Filter、G Filter、B Filter側はOSCカメラで作成した画像や、モノCMOSカメラで撮影された各帯域画像(R、G、BやHα等)をRGB各レイヤーを指定して合成した画像に適用
合成法のR、Gに沿ったFilter画像のFilter種別(R、G、Hα等)を指定します。
従って、モノCMOSカメラで撮影された画像は2通りでMGC処理が適用できるという事です。
a) 各Filter毎にMGC処理をして、合成するやり方
b) RGB等合成したファイルのMGC処理をする。
OSCカメラでは2)項の1通りでのMGC処理です。
モノ画像では、a)項とb)項にて色味は少し違う感じがしますが、私は処理の簡単さからb)項にて行うよう意識しています。但し、若しかしたら各RGB対応にキチンとデータがあるので、 a)項の方が正式なのかも知れません。


3.SPFC、MGC処理の流れ
簡単に図式すると下記のような流れと思います。

これらの処理の後にRGB合成、SPCC処理、ストレッチ処理の流れをしています。
2025/4/3 簡易図表にてOSCでのSPFCパラメーターを修正(ANTLIA→Sony)
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