雑記(これからはどうする)

 最近は雨や曇りが続き天体写真を撮ることも出来ないので、暇なのでこれからやる予定の事などツラツラ書いてみます。

始めた当初のやりたい事から随分と変わりました。成果も無く機材収集に専念しているようです。

1.やりたい事
1)当初:SgrA*近傍を近赤外で撮影したい
 GS-200RC+パワーメイトを使用し、近赤外撮影用のCMOSカメラで撮影を考えたのですが、事前作業で球状星団を撮影し、星画像の状況から現時点では無理そうだと考え止めにすることにしました。このSgrA*の近傍撮影の目的は、45年前大学院に行けたら(行けなかったので)銀河系中心域を研究したかった事によります。
2) その後:HαとHβで天の川周辺域でどのような感じで分布しているのかを撮影してみたい
 これはHβはやりませんが、Hαでは撮影を継続したいと考えています。只、広角で広範囲を撮影したかったのですが、用意したカメラレンズを失敗し手動絞りが出来ないので、広角は諦めVSD90SSのモザイクでと考えています。ただ、EOS60Daも持っているので、それで広角域撮影を考えるかも知れません。
2024/7/9 追記
 カメラレンズ(EOS系)の絞り開放でなく絞った形で固定にしておくと方法が分かり、断念した広角系レンズ(35mmや135mmレンズ)を使った撮影が出来る事が分かりました。これもリモート撮影が基本になりますので、35mmレンズ+フルサイズ(ASI2400MC Pro)カメラをさらに同架してリモート撮影を考えています。ASI2400MC ProにはANTLIAのALT-P(Hα、OIII)とALT-P(SII、Hβ)をフィルターホイールに入れているので、Hα、Hβの撮影に近い画像が得られると感がています。レンズ焦点調整がEAFで出来るようなフレームを再度検討かと思います。

3)富士ヶ嶺現地で搭載望遠鏡を入れ替えたりして天体写真の撮影を行う
 2年位前から良く富士ヶ嶺に移動して、搭載望遠鏡を入れ替えたりして2)項などの天体撮影をするつもりで進めていました。しかし、最近は体力的に現地移動が厳しくなりリモートでの撮影となる方向。EM-200+AlthibaXでも予定している望遠鏡1本を搭載するには十分でしたが、しかしリモートでの撮影となると望遠鏡1本(VSD90SS)では撮影制約が大きくなるので2本同架の構成が必要となり赤道儀の再検討になってしまいました。

2.機材はどうなる?
1)望遠鏡
 元々は結構いい機材を持っていました。
・μ-250:これは最初にEM-200と一緒に横浜のアトムで1992年頃購入。その後富士ヶ嶺に持っていきましたが、あまり稼働することなく保管状態に。ドーム設置に合わせて再使用前にタカハシ殿にて再メッキをして頂き使用開始。以下のTOA-150Bと同架(この頃はLosmandy Titan赤道儀)して使用。撮影より、眼視主体としたが、搭載入替えの都合上手放しました。
・TOA-150B:富士ヶ嶺にドームを設置する(13年前)となり、どうせならとTOA-150Bを入手でき使用。しかし、眼視でもあまりよく見えない感じ(実は目が良くなかった)で、天体撮影に使用。しかし、最終的には重量の関係で載せ替えが厳しく、又残しても家族は興味がないので最終的にやむなく手放しとしました。
・RASA11:TOA-150B導入後に撮影用ならと所有しましたが、やはり載せ替えの厳しさから撮影無く(撮影活動が下火だった)手放し。
・GS-200RC:これは1.1)項を行うため導入しましたが、目標へは困難かもと即手放し。
・FSQ-106EDP:自宅と富士ヶ嶺にて利用する予定でしたが、少し重量面で厳しいと感じ、数回程度の撮影で手放し。現自分の体力の無さで勿体ないことをやっている状況でした。
・RASA8:FL400mmでの撮影鏡としていましたが、後に導入したVSD90SSと被るFLなので、此方は手放す予定としています。元々リモート撮影ではフィルター変更も出来ないのでそれもあります。
・Lunt LS100THα/B1200:購入当初は自宅にて利用していましたが、富士ヶ嶺移動後非稼働に。良くあるブロッキングフィルター劣化にて、天文ハウスTOMITA殿にて全体的にメンテナンス依頼中。完了後は手放す予定です。

 現在の主力望遠鏡は、
・VSD90SS:当初はFSQ-106EDP手放しと入替えでと想定していましたが、FSQ-85EDP+QB0.73 で自分的には十分と考えていました。しかし、2024年3月のセール時に購入してしまいました(この時期余裕資金が増えたのもあり)。フラットナーも必要無くフルサイズで画像も精細で現在でのお気に入りです。
・FSQ-85EDP:自宅での電視観望主体用で導入していますが、あまり使用していないので富士ヶ嶺で撮影にも使用したりしています。
・FOA-60Q:GS-200RCでのガイド時ガイドスコープ兼眼視観望用と考え導入。現在は、VSD90SSに対する長焦点鏡として同架しています。このFOA-60QはDSOのクローズアップには非力なので何れはTSA-120かTOA-130NSなどに入替えたいと思う所です。

2)カメラ
 現在の主力カメラ
・QHY600M:VSD90SSのフルサイズ画像(ASI2400MC Pro画像)が良いのでどうせならと、モノクロカメラを導入。購入時期のセールでZWO社製でなくQHYCCD社製を導入。VSD90SSに常時接続。
・QHY294M:RASA8での撮影時にモード 1の高精細用途で導入。今は長焦点系(FOA-60Q)カメラとして使用。FOA-60Qに常時接続。
・FSQ-85EDPの電視観望や撮影用としてPoseidon-C、ASI2400MC Proを利用予定。

3)赤道儀
 赤道儀はドーム設置時に2台同架を考えて、Losmandy Titan赤道儀を導入していましたが、重量系望遠鏡を手放したので、併せて手放しとして手放しました。
 現在の赤道機
・EM-200+AlthibaX:数年前までEM-200は動ない状態(一度K-ASTEC殿のMTS-3SDI+ 改造をして頂いた後放置で調子悪化)でしたが、Althiba4を導入し制御が出来ると分かり再稼働しています。しかし、リモート撮影への移行の為2台同架ではいずれ役不足となるため、入替え進行中。従来系の赤道儀では大型になるため、小型で制御できるハーモニックドライブ(ストレイン・ウェーブ)系で入れ替える予定。色々と調べ現在は CRUX 200MFを導入方向。本来ならMX-HD系(MX-HD+)が良いのですが、発売未定/不明で恐らく価格も対応可能外と思わるので此方でとしました。新赤道儀導入後はEM-200+AlthibaXは手放し予定。
・MX-HD:自宅での電視観望望遠鏡の赤道儀として導入。発売前AM5も考えましたが、最終的にMX-HDとしました。
 

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