ポータブル赤道儀 JILVA-170の導入

天体写真

 カメラレンズでの撮影(Hα系の広域撮影)を実施するに辺り、ドーム内からの撮影はスリット幅に制約されてしまうので、富士ヶ嶺拠点の庭に出て撮影をする事で対応する事としました。
その為ポータブル赤道儀を検討して、最終的にはJILVA-170としました。又、AZ-GTiも別用途のつりで持っていたので、それをJILVA-170に乗せ(自動導入の為)それにレンズ+冷却CMOSカメラ(QHY268Mを考えております)を搭載し、撮影を進める計画です。極軸合わせはPoleMasterを使い行う予定です。

JILVA-170

ピンポイントで狙うという感じでもないので、若しかしたらアストロイドか広視野ファインダー(自作版用意はしております)でプレートソルブとかが良いのかも知れませんね。荷重も少ないので。

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上記までで再度考えてみると、私のこのポータブル構成では兎に角ピンポイントは不要なので、今まで考えていた自動導入(AZ-GTiを被せて自動導入)は要らないのではになりました。撮影構図方向が決まればそれで良いのです。

1)どうやって撮影構図方向を決めるか
 これは、前から良くお目にかかり殆ど無視していた、スマホを使うセレストロンのStarSense Explorerが候補に出てきました。以前は「まあそれなりレベルだろう」と此方の範疇でない意識がありました。しかしながら調べてみると、全然そんなレベルではなく、十分使えるレベルのもの(高倍率や高精度を意識しなけらば)と分かりました。先入観で見なく、自分で調べて見ないといけないと思い知りました。侮れない存在です。
問題は、セレストロンの望遠鏡を購入しないと、ライセンコードが得られない点ですね。しかし、アストロイドは7万程度、StarSense Explorerが搭載されている最安の望遠鏡は3万程度です。望遠鏡は不要なので勿体ないとは思いますが、これで進めております。
2)使うスマホは
 利用中はずっとスマホを多分電源に繋ぎ利用する形なので、現利用中のスマホは控えた方が良いかなと思い、古いスマホを利用しようと算段しております。
3)実構成は
 上記で構想的には出来ると思いますが、JILVA-170は赤経軸だけなので、赤緯体部とカメラマウント部が必要となります。この辺りは以前ユニテックで提供していたドイツ式赤緯体が良いのですが既に無いので、ビクセンやSky Wachterとか調べて 「EQM-35 Pro用L型微動雲台」 ベースで進める事としました。他にも赤経体と接続するマウントが必要ですが、この辺りはビクセン規格かもしれないので現所有のマウントの再利用で考えております。スマホを載せるマウントも必要ですが、セレストロン望遠鏡の当該部の造りを参考に3Dプリントで作成を考えております。

最終的にはAZ-GTi載せも実施して考えたいと思います。

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JILVA-170にAZ-GTiを載せてみました。

JILVA-170にAZ-GTiを搭載

JILVA-170は1/4インチのネジが出ていますが、AZ-GTiは3/8インチのネジ穴です。1/4ー3/8の変換ネジアダプターを取り付けて、載せてあります。


ハッキリ言って、シッカリ固定は出来ないですね。搭載はできます、固定ネジ部分の長さは変換ネジ分の6mm程度ですから、赤道儀形式では搭載容量は更に減ると思います。元々カウンターウェイトが1kgとか付きますから、更に減るように思います。このAZ-GTiを載せる方法は現状の1/4固定ネジでは諦めるしかないと判断しました。

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