FL55SS 初撮り

天体写真

 FL55SS+HDレデューサーにて初撮りを行いました。
対象は、馬頭星雲近辺、バラ星雲近辺です。以下トラブルもあり2対象のみです。
撮影条件
FL55SS+HDレデューサー+QuadBP
ZWO ASI2400MC Pro 、‐10℃、 Gan140,Offset30
露出全30秒
ガイドは、Kowa75mm+QHY5III678M、PHD2
フラットフレーム N.I.N.A.フラットウィザードにて10枚、フラットダークも10枚
Jpegは、ASIFitsViewで出力

・馬頭星雲付近

100枚コンポジット

・バラ星雲近辺

100枚コンポジット

フラットコンポジット画像は以下(ASIFitsView)の感じです。

10枚コンポジット

このコントア画像は以下(マカリソフトにて)です。

フラット画像(色味)とそのコントア画像から少しスケアリングのズレ(左から右方向で)があるのかも知れません。

今回は、望遠鏡とカメラの取付装置を今回書いておきます。
望遠鏡側:FL55SS+HD Reducer+60DX EOS Adp、これでメタルバックは44㎜になってる筈。
カメラ側:ZWO EOSアダプター+フィルターフォルダー+K-ASTEC M54FD_5AD+ASI2400MC Pro

実は撮影中画像の詳細を見るとバックフォーカスかスケアリングが合っていない感じでした。カメラ側はメタルバックはEOS規格の44㎜ですが、フィルターを入れているので本来は0.5㎜程度(QuadBPIIIフィルター厚1.5mm)はsimリングで伸ばす必要がある感じです。


バックフォーカスが合っていない可能性(短めな判断)は OptCorp社の”How to Set the Correct Back Focus for Your Telescope”からです。周辺画像が外に流れていることから”Camera Sensor Too Close”の可能性ありです。Simリングを入れて再度撮影を考慮しましたが偶々シムリングが見当らず次回。
又は、左上は流れは大きいですが右下は少ない傾向もあるので、スケアリングの可能性が大きいかも知れないと考えていました。
終了後Fits画像1枚をASTAPで調査だと、

ASTAP画像だと上下反転します。

この分析だと、元画像で左上から右下にかけて傾きがあるような感じです。バックフォーカスの不一致もあると思いますが、スケアリングの誤りが大きいと思われます。
オートフォーカスのHocus Focusでもスケアリングのチェックが出来るので、次回はそこも調べてみようかと思います。厚さの分かるシムリングを入れて1Step辺りの移動量(μ)を調べないといけないのでシムリングが無いと出来ませんが。しかし、月が明るく残るようになってきたので丁度よいかも知れません。

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