LEDトレース板を利用&改造したASCOM準拠のフラットパネルの自作が一応ものは出来たので紹介です。ASCOM準拠についてはベースにしました
”ASCOM-Compatible Flat Panel”:https://github.com/jlecomte/ascom-flat-panel
に依拠しております。Windowsドライバはそっくり配布物を利用させて頂いています。
基本的に以下の方針で改造・工作致しました。
a) LEDトレース板が5Vで動作するので、極力USB接続での5Vで稼働を考え追加電源供給なし。
b) トレース板が入っていた箱を上手く使って保護カバーとしたい。
c) 今回のは3Dプリンタでの工作物は作らないで行いたい。
上記に沿って先ずは基板の工作から開始したが、回路基板を格納する方法で思案。
使うArduino(実際には、Seeduino XIAO SAMD21)、MOSFET、抵抗、LEDトレース板端子接続なので小さな基板でOKと考え、RaspberryPi Zeroの拡張基板を使う事とした。これを使えばRaspberryPi Zeroのケースを流用出来ると考えたからです。 上記、c)項達成。
USBの5V動作は、試作途中でLEDトレース板を繋いでも電圧が下がり発光しない現象が出ていた。仕方なく、当初は追加USB 5V(MicroUSBから5Vだけ供給)で対応してみたがやはり現象が解決しないので、MOSFET周りかもと別に購入した同一のMOSFETに交換し検証。特にトラブルもなく、XIAO SAMD21だけのUSB電源で発光。これで a)項達成。
黒いケースは、Adafruit Raspberry Pi Zero Case。透明のカバーは付けられないので剥き出しです。
基板のケース固定は接着剤で四隅を埋めて固定しています。
ここでの基板は、RaspberyPi Zeroのユニバーサル基板。持っていたaitendoさんの基板を利用。
LED電源供給部コネクタは、2ピンのXHコネクタ ベース付ポストサイド型です。LEDトレース板側は、細い赤黒の配線をカットして、XHコネクタが付いている「コネクタ付き2Pコード」を繋いでコネクタ化。細線との接続は半田で各線簡単に接続し、熱収縮チューブで補強しています。
箱内部四隅は梱包されていた時の保護コーナーを再利用しています。
基板は左横に多少スペースがあるので、そこに縦にUSB-Cコネクタが上になるように押込み。
これでフラットパネルの工作物は完成。
上記に有るサイトからASCOMドライバをダウンロード&指示通りでのインストールを行い、N.I.N.A.からインストールしたASCOMドライバ指定で接続。輝度(0-255)の調整、OnOffは出来る所までは確認しました。結構お安く出来たものだと思います。
あとは、実際にGS-200RCに取付けての試行・運用が残っております。
但し、フラット周りのN.I.N.A.操作法は未だ試していないのでどうなるか分からない所ではあります。
次は、FSQ-106EDPで使うフラットパネル(パネルはAliExpressで購入した円形シーリングライト部材で、枠は3Dプリンタで作る予定。見栄え良く出来れば嬉しいが。。)
以下に使用した機材等を紹介します。但し、半田付けでの工作となります。その為の機材・線材も必要ですので注意願います。
LEDトレース板:Amazon GAOMON B4サイズトレース台 GB4
Arduino:秋月電子他 Seeduino XIAO SAMD21
ケース:千石電商他 Adafruit Raspberry Pi Zero Case
基板:aitendo ユニバーサル基板(Pi-ZERO)、他スイッチサイエンス社でも類似(バニラ基板)あり
MOSFET:Amazon他 IRF520N NチャネルパワーMOSFETトランジスタ。
コネクタ等:秋月電子 XHコネクタ ベース付ポスト サイド型 2P
コネクタ付コード2P(D)赤黒
注意:これを見て同じように対応しトラブル、損失、損害等が発生しても、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。また、解決への対応も致しかねます。
コメント