輝星の周りにゴーストが出る

天体写真

 輝星がある状態で「RC機&フラットナー&フィルター&CMOSカメラ」 の構成で撮影するとゴーストが発生する事が分かった。
条件:
GS-200RC+TSFLAT25G2+Comet BPフィルター(ZWO Filter Holder内)+ASI2400MC Pro
対象:
M45他輝星がある状態
撮影条件:
冷却-20℃、180秒撮影。下記画像は若干強調表示。

M45撮影で現れる輝星の周りに発生するゴースト

上記はM45の撮って出しの画像ですが、他の画像でも確認しています。条件を替えて(フィルターを外す、フラットナーを外す。フラットナー&フィルターを外す)再度撮影して状態を見ることにしよう。
フラットナーが原因だとガッカリではある(今後使えない事になる)。
天文リフレクションの記事(https://reflexions.jp/tenref/orig/2020/09/17/11654/)を見ると、蒸着型干渉フィルターだと出やすいような内容だ。しかし、副鏡影が見えるようので主鏡とかでの戻り光なのだろうか?
 考えてみるとレンズ系は表面に透過性を十分確保するコーティングをしているが(反射量が極微だからフラットナーの原因とは考えにくい)、反射系は逆に反射率を上げたりしている。そう考えると不要帯域を反射させて透過させない干渉フィルター+反射系の光学系だと発生しやすい、とも言えるのかも知れない。且つ、現在使用している干渉フィルターも挟帯域ではないので、ある程度透過する帯域で発生し易いのかも知れない。しかし、上記ゴーストは何となく赤領域帯なんだが。。。
Comet BPの特性とASI2400MC Pro(IMX410)の特性を合わせると赤領域が透過+感度が大きいので、赤領域の一部干渉反射光が戻って(副鏡や主鏡で反射)透過し赤っぽく見えるのかもしれない。

本件、その2にて検証結果他を報告致します。

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