N.I.N.A.プラグイン Hocus Focus

N.I.N.A.

 このN.I.N.A.のオートフォーカスプラグイン(Hocus Focus)は、オートフォーカスにフォーカス時の画像を解析してチルトや他の収差関連情報を提供してくれる点が優れものです。自分はチルト情報だけを今は利用しております。オートフォーカスはN.I.N.A.の組み込みオートフォーカスと同じと思います。
尚、Hocus Focusプラグインインストール後予めN.I.N.A.「オプション」ー「撮像」で右画面部「オートフォーカス」をHocus Focusに変更しておく必要があります。他に一応、私は星検出、星注釈プログラムもHocus Focusに変更しています。

 Hocus Focusの解析情報表示は、以下を行う必要があります。
1)事前にプラグインのHocusパラメータオプションで「オートフォーカス」のSaveを「On」に指定する必要があります。適宜パスも指定。
2)オートフォーカス実施後、撮像の「Aberration Inspector」タブを指定し、上部の ”Load Saved AF”を押下しオートフォーカス中の情報を格納したフォルダ( 上記1)項指定したパス )に ”Autofocus_YYYYMMDD_HHmmss” が生成され、そのフォルダ内の”attempt01″ を指定すると情報が表示されてきます。
3)「Aberration Inspector」タブでOptionsの Focuser Step Size (1Step当たりの移動量ミクロン単位)を指定すると Tilte Mesurement 内に補正量がミクロンで表示されます。

実際の画面情報(キャプチャですが)は、以下の通りです(2枚目にTilte Mesaurementがあります)
・スケアリング調整前

・スケアリング調整後(実はあまり上手く行っていませんが)

現時点使いこなせてはおりませんが、スケアリング調整の目安が少しはビジュアルにわかるツールとしは優れていると思います。Googleで Hocus Focser検索にてYoutubeでのビデオ(英語です)もありますが、自動翻訳の日本語字幕でも結構役に立つと思いますので、参照されると良いです。

2023/4/11 追記
Focuser Step Size の数値については、1mm厚とかのシムリング等を間に挿み(補正レンズとかの前が良いが)、入れた時と外した時(正常系)のフォーカス値差分から算出とか出来ます。
未だ試作段階ですが、Hocus Focusで表示されるチルト情報から、3点スケアリングネジ方式の際のネジ移動量(mm、回し角度)を算出するExcelファイルを作成しました。確認して使えるようであれば公開したいと思います。

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