TOA-130NS+645FLT構成ではCMOSカメラに何を使うか(SkyEye62AM、ASI6200MM Pro)定まっていないのですが、先ずBin2で撮影すると云う点は決めています。TOA-130NS+645FLTでは、ESATTO 3.5LPとWandererAstro社の54mmRotatorを使用するとしていますが、RotatorとFilterWheel(FW)との相性もあります。又、ZWO社のFWは修理中で未だ完了していない点とESATTO3.5LPはアダプター製作中もあり、実際にこれらを接続して確認出来るのは3月下旬辺りを想定しています。現時点ではSkyEye62AM+ToupTekFWが使えているので、これで撮影&調査しています。
SkyEye62AMでは結構撮影モードがあり、Bin2と言っても簡単ではありません。そこでまた簡単にこれら撮影モードでこれでと云ったパラメータで撮影画像を評価してみました。結果としては差が顕著と云った事は無く、こんなものかなと云った様子です。細かく調べると差が明確なのでしょうが、手法や機器も無いですから、撮影元画像の処理結果で目視での感覚で済ませています。
撮影モードとしては、
1)LCGでGain100とGain300でのBin2
2)HCGでGain100とGain300でのBin2
尚、オフセットはLCGでは決めていたのですが、HCGは未測定なのでLCGの倍位(根拠なし)で設定
撮影対象はSkyChartを眺めて子午線通過前で撮影可能な対象としてM104を選んで撮影。
Lフィルターで各60秒、20枚。冷却は-15℃。
1.各画像の見え具合。オリジナルストレッチのみ

上段左:LCG、Gain100、上段右:LCG、Gain300
下段左:HCG、Gain100、下段右:HCG、Gain300
差が分からないので、ABE処理とBXTおよびNXTを掛けて少し拡大してみました。

HCGの画像では、淡い星があるようです。Gain100とGain300で見えていますので、多分星像かと思います。LCGでも撮影枚数を増やせば見えてくるのかも知れません。この程度での差があるようです。尚、このような星像はマークした域だけでなく、他でも見えています。
Bin1ではどうか分かりませんが、今回の感じとしてはHCGを使用してGain100かGain300での撮影が良いのかも知れません。
尚、OriginalにBXT処理をしただけでも、別な出方ですが差は出ていました。

再度HCGでも使用するOffset値を決めて、HCG(Gain100,Gain300)、Bin2で撮影を進めるとします。場合によってはLCGとHCGでの2パターンを撮影して見て違いを適宜実施かと思います。
2025/3/1 追記
Gain100とGain300とで使用していますが、明るい対象(M31やM42等)はGain100を使用し暗い対象ではGain300を使うとか分けています。
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