N.I.N.A.での子午線通過撮影

N.I.N.A.

 赤道儀CRUX200MFと望遠鏡2台並列同架での子午線通過撮影の試行を行っています。
子午線通過では、子午線近傍にてカメラ、EAF及び開閉蓋のUSBケーブルの関係で架台周辺突起物に絡まったり結構危ない状態が発生していました。
現状では、ケーブルのたるみを必要以外(向き回転に伴うケーブル伸び)は鏡筒やアリミゾ辺りに固定すべく「マジックバンド ケーブル」で縛り付けて引っかからない様にしました。又、これで複数ケーブルを纏めたりもして兎に角たるみを無くすようにしました。

これで子午線近辺への接近の余裕もでき、現状では子午線通過20分前で停止、20分後に子午線反転動作を行い、撮影の再開を出来るようにしました。40分間の撮影不能時間が生じますが、機器故障を避けるための安全時間と捉える事にしています。

この子午線反転はN.I.N.A.のプラグイン “Sequencer Powerups” のDIY Meridian Flip Triggerを使用して制御しています。
実際にはドームスリット閉鎖&開放、フラットパネル蓋の閉鎖&解放を入れカスタマイズしています。子午線通過待ちで望遠鏡が上を向き、スリット開放での埃などの侵入保護のつもりではありますが。

2度ほどトライし特に支障なく進むのとケーブル等の接触も無く経過したので、当面は此れで進めようかと思います。望遠鏡がメイン3台とガイド鏡だとケーブルの山みたいになり扱いが厄介です。取り敢えずマジックバンドで収集が付いた感じです。
あとはドーム回転での方位角誤差の対策です。

以下撮影した画像です。いつもの馬頭星雲域です。FAM180 ProでのHα画像です。
180秒60枚で3時間。途中子午線通過が入っています。ABE1次、2次処理、DBE処理、BXT処理のみを行っています。画像は左90度回転しています。

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