PixInsightに移ってから、色々と処理を行っています。しかしです、実はワンパターンでの使い方でしか使えてないのですね。WBPP(ほぼDefault)、ABEもDefaultで実行(なんか変でもそのまま。文句は言うが)、後はComposit、SPCC、LRGB、ScreenTransferFunction、HistgramTransformation とただクリックするのが続く。これでも結構よい画像になってしまうから、まあ出来れば嬉しいレベルの私には十分でした。
ナローバンドHαの画像処理をする頃から困る現象が出てきて(ムラが見える)、ベテランの大御所殿より色々とご助言を頂く。その中で画像がなんか「輝度が階段状になっています」といったご指摘を頂きました。実のところ上に書いた通りレベルの処理しかしていないので、何処がそれの原因なのか自分としては分からない状況ですね。輝度はいじっているわけでなく、簡単にSTFの標準ストレッチボタンを押下。STFは単にストレッチするだけで勾配関数を変更しているだけなので、輝度が階段状になるのは元のリニア画像に何かしらあるのかも知れません。この辺りはHαなので当面宿題として残し、先ずは似たように階段状になり易いと思う背景補正のABEとかを調べてみることにしました。
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階調の件、ABEの件を調べている中で分かりました。
LUTというところでした。このLUT何もしないと16ビットですが、24ビットへの拡張ができるのですね。16bitと24bitでは全く違います。確かにビット数を上げると微妙なムラも分かりやすくなりました。
全く指摘されないと分からないまま、進めていたでしょうね。この場で再度「Sam」氏に御礼申し上げます。
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少しネットを調べてどうもABEは一回の適用ではなく、リニアー(Function Degree:1)で減光、かぶり(光害)の補正。そして次に2次(Function Degree:2)で周辺減光系を補正するような使い方。またABEで出来たリング状構造をDBEで再度補正。このような形でABE補正の使い方を書いているケースがあります。(ここやこちら)
この中では殆どパラメータDefaultでの使い方ではなく書いてありますね。まあ、しかしそれらは初めの目安的ですが、まずこれから初めに使っていくには良いと思い使うことにしました。また、1次、2次とDBEでリング構造の除去も出来れば適用したいと思います。
現状は上で紹介したパラメータで進めることとします。パラメータの意味も知りたいので時に色々と調べてゆくことにします。
2024/11/29に撮影したIC405にて従来のやり方と、改善したやり方での画像を以下に示します。
・従来のやり方(ABE(Default))
・新しいやり方(ABE:1次、ABE:2次、DBE)
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