FMA180 Proにて天体撮影

 新しく入れたFMA180 ProにてHαの天体撮影をして見ました。本来なら130mmのレンズを使いたかったのですが、EAF化が上手くゆかないので切替えた機種です。当面はHα撮影Onlyです。
先ずは簡単に馬頭星雲域とバラ星雲域(偏位していますが)。

1)馬頭星雲域
・FMA180 Pro、QHY268M -10℃, Gain30, Offset10、IDAS Hα(STD)
・露出 30枚x20秒
・処理:PixInsight、ABEのみ

周辺部の画像は思っていたより良くないです。

上記画像の4隅の拡大です。何となくコマ収差のようです。APS-Cの周辺ですが出ていますね。仕方ないのでしょうかね。若しかしたらバックフォーカス55mmが関係している面もあるので、この辺りも調べてフィルターによる光路長伸び0.8mmも考えシムリングを挿入して再度撮影ですね。しかし、バックフォーカス相違とは画像の傾向が違うので先ずはコマ収差かと考えています。
100~200mm程度だと機種が少ないので厄介です。ガイド鏡として入れた50EDPHにレデューサーを付けて(FL230mm、APS-Cまで良像)APS-Cにて撮影して周辺部収差が少なければ交代もありかも知れません。但し、性能数値レベルではFMA180 Proの方が良いの情報ですのでこのままかと思います。
本当はモザイクを想定していたのですが、どうでしょうか。BXTの導入が要るのかも知れません。どの程度改善するのでしょう? レンズを導入するよりお安いだろうからBXTの購入ですね。BXTを使って星像を改善するのが前提なのはminiCat51も有りましたが、此方はより焦点距離は短いですが、価格が違い過ぎるので候補からは外していました。

2)バラ星雲域
・FMA180 Pro、QHY268M -10℃, Gain30, Offset10、IDAS Hα(STD)
・露出 60枚x20秒
・処理:PixInsight、ABEのみ

2024/11/19 追記
 BXT(BlurXTerminator)の永年ライセンスを購入$99.95しました。
これで馬頭星雲域を補正してみましたが、先ずは補正前後の星像です。
左:BXT済み
右:BXT前

良く知られた通り丸く補正されています。
全体では、

これならモザイクでも十分かと思います。

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