ガイド鏡にSQA55を使用している→取り止め

機材

 今週からガイド鏡にSQA55を使用しています。
SQA55は8月末からAskarから販売されており、性能が結構良く通常天体撮影(FL:264mm、F4.8)に最適な望遠鏡だと多くの方が使用し始めているようです。今回私は都合2本購入したのですが、当初は元々ガイド鏡のつもりでした。キャンペーンでアリエク9万強の価格でしたが、比較していたガイド鏡予定と余り違わないので此方を購入していました。
 国内シュミットさんでも扱いがアナウンスされレビューも掲載され、結構性能が良いようだと絶賛していました。元から数値を見ていて結構良いとは見ていましたが、それなら2本体制でモノカメラでL画像用、OSCにてRGB画像をやろうと追加1本(国内アマゾンのStarTrip Storeより)と行きました。何と勢いでしたが。
しかし、星像が小さいのでOSCでは偽色に注意となり少しトーンダウン。この間、最初のSQA55にEAFを取付ける段となって、ヘリコイドが回らなくなると言ったトラブル発生
その後は修理対応で戻ってきたのですが、交換ならまだしも修理なので何となく初めの予定していたガイド鏡にする事になった訳です。もう1本は通常撮影用ですが、デビューは未定です。

 当初のガイド鏡選びでは、先ずリモート撮影をするためガイド鏡もEAFを取付けるタイプが必要としていました。横浜からのリモート作業なのでガイド鏡とは言えEAFは重要になります。PHD2でFMA180(以前のガイド鏡)の画像を見ていてもピントが甘いかの印象もありEAFが要るかなと思っていました。FMA180にはもうEAFを取付ける治具が無いので別タイプを検討し、小型であるFMA180ProとACL200が候補に。
FMA180Proは現状の少しGrade Upですが同じなのでパス。そこでACL200ですが、既に生産終了で流通在庫のみ。アリエクにはありましたが同時にSQA55がACL200の後継的に発売開始。それでACL200からSQA55に変更してガイド鏡として採用する事になりました。しかし大きいですね、でもFMA180より十分に堅牢です。

現状、SQA55+EAFでガイド鏡として使用してみて、いい塩梅です。又、PHD2では正確にピント合わせが必要か微妙ですが、撮影のたびに(温度が変わっている)EAFでフォーカスを取りますが都度、位置が異なります。リモート撮影するのでEAFを付けて正解だと思っています。ガイドカメラは元々使用していたのはQHY5III678M(精細NIR撮影用でしたがガイドカメラに転換)ですが、どうもUSB端子が接触不良(以前USBケーブルが赤道儀回転による引っ張りでケーブル端子が損傷。その時にカメラ端子も影響が有ったもよう)によるか機器ロストするので、非稼働中のASI290MMに変更しています。

こういった状況にてSQA55をガイド鏡として使用しています。

2024/11/17 追記
 いつもの機材収集癖が再発。SQA55のガイド鏡運用は取り止めて、Sharpstarの50EDPHをガイド鏡にするべく方向転換。変更するのは、SQA55は2台運用(モノのL用、OSCのRGB用)を止めてガイド鏡にしたのですが、SQA55の264mmより短い焦点鏡(広角より)で撮影したい面があります。本来は135mmレンズで行う方向でしたが、EAF化が儘ならないのでこれを取り止めて、他のレンズや望遠鏡を考慮しSQA55は手放し。代わりにFMA180Proを広角気味撮影用(実際はHα撮影)に当て、ガイド鏡としてEAFを取付けられる50EDPHを採用した事によります。実際ガイド鏡は沢山ありますが、EAFを取付けられる(リモート運用するので)のは現時点自分の知る範囲では皆無です。従って、軽量で性能の良い望遠鏡を選ぶ事になります。50EDPHは性能も良く(x0.84レデューサーを付けるとFMA230と同じです)軽量ですので、この点で最適です。
アリエクで購入すれば、本当に格安で入手できます。
SQA55の1台目(修理品)はそのまま、撮影用で活躍中ですが、フルサイズ撮影からAPS-Cでの撮影に変更。APS-Cとしたのは、SQA55はAPS-Cサイズまでの星像性能が安定しているデータからですが、フルサイズでも特段不満は無いですがAPS-Cに変更する方向です。
FMA180 Pro、50EDPHの運用は此れから実施方向です。ここらで望遠鏡機材収集は終わりとしたい所です。

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