これからの天体写真撮影

 最近は富士ヶ嶺での撮影も天候が良くない事、又機材のミス(結線忘れなど)があり、殆ど出来ていない状況です。撮影出来ない面もあり、ツラツラこれから如何して行こうかと言ったことを考え始めています。備忘録として以下残します。
また昨夜(2024/9/24)少し晴れ間が出ていたので撮影をと取り掛かったのですが、どうもスケアリングズレが大きくなっている感じと何故かカメラ等が回転しているようで回転ズレがも大きくなってきていました。その対応もどうするか考えないとなりました。

これからの撮影は以下のようにしようかと考えています。
1)VSD90SSでのLRGB
 結構画像の質(星像の大きさとか)が全面的に良いので、L画像ではガイド不良他によるズレを考え影響が少なくなる露出短めとし 5秒露出で枚数多めで撮影。RGBは多少ガイドズレが有っても星の色を重点としているので露出20~60秒で撮影。枚数は適宜(それでも50枚以上)で考慮してやってみようかと思います。又、RGBではBin2x2でも良いかもしれません。
2)VSD90SSでのナローバンド撮影
 ナローバンド撮影は基本点像でもない広範囲での画像主体となるので、ガイドズレも分からない程度で考えるとし、30~180か300秒での撮影で考慮して見ようかと思います。ただ対象によっては短時間多め撮影も考慮。
3)SQA55での撮影
 当初は2本立てでL(QHY268M)とRGB撮影(Poseidon-C)を考えていましたが、シュミットさんのブログ情報からRGBワンショットカラーは偽色に注意のようだとの事。これを考えて、QHY268MでのLRGBで進めようかと考えています。接続できるQHYCFWは5フィルターなので、VSD90SSと同じようにL画像とRGB画像を撮影しようかと思います。2本目のSQA55は現在返品中(多分修理上がりになりそう)ですが、星像が小さいのでQHY5III678M(2μmチップ)使用しガイド鏡にでもと考えています。
4)SQA55でのHα撮影
 FW5つ目のフィルターとしてIDAS Hαを取付け、比較的広範囲でのモザイクHα撮影を想定しています。またこのSQA55には使用停止しているWandererAstroのRotatorMiniを入れて自動回転(”おののきももやす@意識を低く保つ @tjm8874”氏のXを参照に)での画角調整も出来るようにと考えています。

5)長焦点系
 まだ所有しておりませんが、一応QHY294M(精細モード使用)+FWで系外銀河の拡大撮影を想定しています。使用して見てさらに考えたいと思います。
2024/9/27 追記
 待っていたTOA-130NSが届きました。次回富士ヶ嶺に行った折にCRUX200MFに搭載予定です。基本VSD90SSとTOA-130NSの2台同架ですが、可能ならSQA55を搭載し3台運用でいきたいと思います。尚、当初はTOA-130NS+645フラットナーですが、様子見て35フラットナー+オルソエクステンダー2×を取付けて更に長焦点を考えたいと思います。

6)スケアリングズレや望遠鏡ズレ回転
 これは、VSD90SS に常時大きめのフィルターホイール(QHYCFW-XL)が接続され常時赤道儀搭載なので、望遠鏡を赤道儀上で移動回転しているうちにズレが出ているのではと考えています。回転はRotatorを付ければ解決できますが、スケアリングは別に考えないと解決しないと見ています。尚、一応、CMOSカメラの部分でダブテールバーに緩めで固定はしています。ここをキツメに固定するとEAFでの合焦に影響が出るので塩梅(回転もしない、合焦も支障ない)が難しいですね。スケアリングズレ防止を考えFW部にも何か保持具でも3Dプリンタで作成し考えようかと思います。

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