富士ヶ嶺ドーム4台同架に

天体望遠鏡

 富士ヶ嶺ドームのCRUX200MFには今まで基本2台同架+ガイド鏡で考えておりましたが、K-ASTEC製 75mmアリガタを2つ(292mm、257mm)を無理やり繋げ(140mm間隔になる6mm貫通穴で単にM6六角ねじで上下固定)にて4台分のアリガタを取付け。推奨できるやり方では無いです。緩みとか心配になります。時々チェックが必要箇所です。
対物側左から
DST45T-10:SQA55(撮影用予定。フィルターホイールを付ける予定で端固定としています)
More blue ロスマンディアリミゾ:TOA-130NS
AstroStreet ビクセン規格アリミゾ(横35mm間隔M8ねじ固定):SQA55(ガイド用予定)
DS38/45PT:VSD90SS(TOA-130と同軸化)
重量未測定ですが、CRUX200MFの最大荷重に近くなってきています。昨夜はこれで撮影して特にトラブル無いので大丈夫と見ています。

当初は、中側のSQA55を撮影用と考えていましたが、フィルターホイール(FW)を付けるため中側をガイド用にしています。左端の撮影用SQA55はTOAやVSDとの同軸にはなっていませんが、同時撮影はしない事、比較的広い範囲撮影で不自由しないので良しとしています。ただ、撮影時にはN.I.N.A.のフレーミングを使うので何も支障ないです。

写真は単純に固定した時の状態で、これにDC電源ケーブル、USBケーブルが沢山取り付くのでケーブル周りが大変です。赤道儀が回転や追尾中にケーブルが絡まない用、飛び出し箇所で引っ掛からないように注意が必要な状態です。又、子午線通過とかが危ない感じです。安全の為、現状はN.I.N.Aの「オプション」ー「撮像」の「自動子午線越反転」にて「子午線反転前に一時停止」「子午線通過後の分数」を共に25分として、子午線通過前後25分(合計50分)は赤道儀停止するような設定で長時間ですが安全を取っています。

ケーブル周りはやはりパワーボックスを導入するのが一番良い感じです。

2024/11/5 追記
 撮影用SQA55の同軸なしについて、赤道儀でフレーミングを行った後座標の同期を行うとほぼ正常座標で赤道儀が把握していた座標が狂うことになり、Parkに戻したとき初期の方向とは微妙にズレることが分かりました。これでは困るのでやはりSQA55側もある程度同軸になるような工夫が必要な感じです。アリミゾはその儘なので、ガイドスコープ用リング等を使用して対応する予定です。

2024/11/6 追記
 横に張り出したSQA55にガイドスコープリングを取付けてリモート操作の準備として赤道儀の回転をしてみました。矢張り横出しの取付けは危ない感じです。子午線近くでは赤緯によりますが赤道儀架台に当たるケースがあります。事前確認して良かったとは思いますが、対策が厄介です。現時点で2通りで取付けましたが、どちらも当たるような結果でした。結局、中側の取付け部にガイドスコープリングで取付けるか、VSD90SSと同じパンチルトのアリミゾになりそうです。先ずはコストの掛からないガイドスコープリングでやる予定です。

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