リモート天文台試行

天文ドーム

 今夜(2024/1/11)は快晴の夜空で気温もグッと下がっていますが、月もなく夜空が綺麗です。

ドームコントローラーは未だ調整が必要ですが、リモート天文台として遠隔で天体撮影する際の予行演習をしてみました。最終的には横浜自宅から(VPNを構築しています)ですが、今回は母屋からです。
リモート制御側は単にリモートデスクトップにてドーム内PCへ接続して、ドーム内操作と同じような感じにして実施しています。

FSQ-85EDP+レデューサーQB0.73x、FilterWheel(RGB+Hα+OIII)+QHY268Mの組み合わせで撮影しました。
ZWO EAFを使用しているのですが、今夜は結構気温が下がりフォーカスがズレるような状況でした。上記画像のHFR履歴から。

焦点がズレHFRが増大傾向

撮影途中でオートフォーカスをやり直す事をしましたが、温度変化での自動オートフォーカス処理を入れたシーケンスを早くマスターする必要(未だLegacyなので高度なシーケンスのマスターが必要)を感じました。又、ZWO EAFには外部温度センサーを常時付けていないといけないと感じました。

ドーム内にいる場合と同じようにスリットからの見え具合を把握するため、ATOM CAM2を赤道儀望遠鏡マウント先に取り付けて様子が分かるようにもしています。Wifiでドーム内ネット接続が出来(ケーブルはUSB電源のみ)RTSPでリアルタイム配信出来るので、リモート先でも画像を見ることが出来便利です。簡単且つ暗闇映像も良いので、ATOM CAM2追加も検討しています。

 今回の試行で一つ厄介なことがありました。前からですが、それは夜間スリットを開放するので当然ドーム内に外気が入り込みますので、湿度が上がります。閉じても湿度がやや高い状態(除湿器、古いルームドライヤーでも間に合わない。更新した方が良いのかも)でスリット内枠に露が付いたまま冷え込みで凍り付きます。その後朝日で溶けて水滴となり滴り落ちるようになります。若干ですが望遠鏡や機器にそれが落ちてくるようになる点に注意がいる感じです。事前に薄いカバーのようなのを付けることや、スリット方向を支障ない方向にするなど検討が必要と分かりました。
横浜からリモート天文台操作をするには、これら望遠鏡周りの整備(自動フードカバーも)を終えてからになると思います。

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